今昔荘 大阪 通天閣 - 蒸風呂邸 -

この地、天王寺界隈は、593年に四天王寺が創建された頃から、参拝者を対象に雅楽などを演奏する人、伶人と呼ばれる芸人たちが住んでいました。

1903年に第５回内国博覧会の会場となった際には、日本の産業発展を象徴する建物や輸出品目が集められ、また多くの劇場が誕生しました。
この会場跡地に「通天閣」が作られ、現在の「新世界」となり、この地域に多くの芸人が住み始めました。

1945年の大阪大空襲では大阪市内の中枢が被災した際、この地域は大阪の中心に近いものの、被害は少なかったため、大阪中の芸人が集まり、最盛期には400人もの芸人が住む街「てんのじ村」と呼ばれるようになりました。
街を歩けば、三味線の音色が聞こえ、公園では踊りや漫才の練習をしている人たちがいた、明るい街だったようです。

当施設は、仲間で楽しめる貸切サウナと音楽を聴くことができる「ととのい空間」を用意した、一棟貸切の宿です。
皆様が「てんのじ村」の様に、仲間で集まり音楽を聴きながら楽しい時間を過ごせることを願っております。